8月 06 2008
Data AvailabilityでOAuthを試す
前エントリでの予告通り、実際にサーバーサイドでコードを書き、MySpaceのData Availabilityを使ってOAuthを試してみます。Data Availabilityという名前は大げさに聞こえるかもしれませんが、実際はOpenSocial RESTful APIです。ちなみにData AvailabilityではまだJSON形式のみのサポートで、AtomPubには対応していません(しかも404が返ってくる。これに相当ハマった○| ̄|_)。
今回はOAuthを使って認証・認可を取得し、Data Availability APIを叩くところまでを解説します。
下準備
まずはサンドボックス環境にMySpaceにアプリを作ってください。細かい手順が分からない方はこの辺を参考にしてください。
MySpaceではガジェットアプリも外部アプリも同じように扱われるようです。

Edit Detailsを開くと、アプリケーションの詳細設定を編集することができます。
ここでOAuthの利用に必要なものを思い出してください。まずはコンシューマキー(consumer_key)とコンシューマシークレット(consumer_secret)です。
MySpaceの場合、アプリケーションを登録した段階でこれら2つが発行されます。コンシューマキーについては好きなものに変更できますが、ここではアプリケーションのガジェットXMLぽいURLにしてみました。後で必要になりますので、どこかにコピペっておきましょう。
次に、同じページの下の方にExternal Site Settingsという項目があります。これがData Availabilityの肝です。
- Use External Domainにチェックを入れる
- External URLにMySpaceからの誘導先URLを入力
- External Domainに実際に外部アプリを置くサーバーのドメインを入力
- 利用規約を読んで同意
これで準備オッケー。
OAuthを実装する
今回試すのは上図の外部サービス、つまりコンシューマに当たる部分です。サービスプロバイダに当たるのはMySpace。ゼロから実装してもよいのですが、せっかく便利なライブラリがありますので、これのPHP版を使って試してみます。また、署名方式はHMAC-SHA1を使います。
OAuthのフローは下記の通り。この辺りを読んで仕様を理解しておく事をお勧めします。
- リクエストトークンを取得
- ユーザー認証
- アクセストークンを取得
- リソースにアクセス
リクエストトークンを取得
必要なライブラリをインクルードします。
require_once 'oauth/OAuth.php'; require_once 'oauth/OAuth_TestServer.php';
各種変数をセットしておきましょう。先程メモったconsumer_keyとconsumer_secretはここで使います。リクエストトークンを取得するためのエンドポイントはMySpaceのドキュメントに記載されています。
$consumer['key'] = 'http://devlab.agektmr.com/MyOpenSpace/DataAvailabilityExample'; $consumer['secret'] = '************'; $endpoint = 'http://api.myspace.com/request_token';
署名のロジックはめんどくさいのでライブラリにお任せ。
$server = new TestOAuthServer(new MockOAuthDataStore()); $server->add_signature_method(new OAuthSignatureMethod_HMAC_SHA1()); $sig_methods = $server->get_signature_methods(); $sig_method = $sig_methods['HMAC-SHA1']; $consumer = new OAuthConsumer($consumer['key'], $consumer['secret'], NULL); $request = OAuthRequest::from_consumer_and_token($consumer, NULL, "GET", $endpoint, null); $request->sign_request($sig_method, $consumer, NULL); $req = curl_init($request); curl_setopt($req, CURLOPT_RETURNTRANSFER, 1); $result = curl_exec($req);
ここまでのコードで$resultにリクエストトークンが返ってくることになります。URLのquery部と同じ形式で返ってきますので、必要に応じてパースしましょう。
parse_str($result, $tmp);
これで、oauth_tokenとoauth_token_secretが取得できたはずです。
認証
次にユーザーに認証を行ってもらいます。エンドポイントはhttp://api.myspace.com/authorizeで行います。その際、先程取得したoauth_tokenとoauth_callbackをパラメータとして付属します。oauth_callbackは認証後に呼び出されるページのURL。
$callback_url = 'http://devlab.agektmr.com/MyOpenSpace/access.php';
$auth_url = 'http://api.myspace.com/authorize?oauth_token='.urlencode($tokens['oauth_token']).
'&oauth_callback='.urlencode($callback_url);
アクセストークンを取得
先程指定したoauth_callbackのURLにoauth_tokenをパラメータとして付属してリダイレクトされてきます。これはこのoauth_tokenが認証済みであることを示しており、アクセストークンへの交換が可能となります。
$consumer = new OAuthConsumer($consumer['key'], $consumer['secret'], NULL); $tokener = new OAuthConsumer($tokens['oauth_token'], $tokens['oauth_token_secret']); $access = OAuthRequest::from_consumer_and_token($consumer, $tokener, "GET", $endpoint, null); $access->sign_request($sig_method, $consumer, $tokener); $req = curl_init($access); curl_setopt($req, CURLOPT_RETURNTRANSFER, 1); $result = curl_exec($req);
コードはリクエストトークン取得の際とあまり変わりありません。これでアクセストークンのoauth_tokenとoauth_token_secretが返っきたら準備オッケー。
RESTful APIを叩く
ここまでに取得したconsumer_key、consumer_secret、oauth_token、oauth_token_secretを使って署名したOAuthリクエストをRESTful APIに投げることにより、友達リストなどのデータ取得が可能になります。
$consumer = new OAuthConsumer($consumer['key'], $consumer['secret'], NULL);
$tokener = new OAuthConsumer($tokens['oauth_token'], $tokens['oauth_token_secret']);
$resource = OAuthRequest::from_consumer_and_token($consumer, $tokener, "GET", $endpoint, array('format'=>'JSON'));
$resource->sign_request($sig_method, $consumer, $tokener);
$req = curl_init($resource);
curl_setopt($req, CURLOPT_RETURNTRANSFER, 1);
$result = curl_exec($req);
これでエンドポイント($endpoint)を取得したいリソースのURLにすればOK。レスポンスボディにJSON形式でデータが返ってきます。
サンプルアプリ
上記コードを使って一連の流れを見ながら動作を確認できるサンプルを用意しました。どういうリクエストを投げるのか参考になると思います。
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