1月
14
2010
日本時間で13日未明、SpreadsheetやDocs、Presentationなどのこれまでのフォーマットに加え、あらゆる形式のファイルが無料で1GBまで、1GB/$0.25/年で足せる、実質的なストレージ機能がGoogle Docsに追加されることが発表されました。
今回はクライアントソフトこそ発表されませんでしたが、既にAPIは公開されていますので、Google謹製であれ、他社製であれ、いずれはDropboxライクの強力なクライアントソフトが各種プラットフォームに登場することは間違いないと思います。楽しみですね。
ところでこのGDriveとも言うべきGoogle Docsストレージ、ソーシャルウェブにとってものすごく重要な意味がありそうです。
ソーシャルウェブとアクセスコントロール
僕は以前からウェブはOSの役割を果すようになり、ソーシャルウェブはその一躍を担うと主張してきました。ソーシャルウェブに関する持論はいくつかあります。
- ソーシャルウェブはいずれ、意識する必要がないほど当たり前の存在になる
- あらゆるサービスで利用できるアイデンティティが必要となる
- ソーシャルグラフはアイデンティティと紐付けて持ちまわることができるようになる
- ソーシャルグラフは携帯電話やテレビ、家電製品でも利用可能になる
- ソーシャルグラフは共有や招待に加え、アクセス管理にも用いられるようになる
- いずれはファイルシステムもソーシャルグラフを用いたACL機能を持つ
このうち、最後のACLについては、OSレベルの話なのでまだまだ先だとばかり思っていたのですが、、、
Google Docsの持つACL機能
実は今回のGoogle Docsストレージには、このソーシャルグラフを用いた強力なACL機能が備わっているようです。Google Docsを使っている方はよくご存知と思いますが、それはもともとGoogle Docs自体がアクセス管理機能を持っていたからに他なりません。

Google Docsでは、ファイルを作成すると、基本はプライベート、そこから操作で一般公開、グループへの公開、メールアドレスを指定して共有、などをすることができます。メールアドレスで指定する際はもちろん、Googleが誇るGmailのコンタクトリストというソーシャルグラフからオートコンプリートすることができます。各共有相手ごとに、閲覧・編集のアクセス権を分けることもできます。
この強力なアクセス管理機能が、Google Docsストレージに保存された画像や音楽、映像など、他の種類のファイルにも適用され、自分のローカルフォルダで管理できるとしたらどうでしょう?ファイルは常にクラウドと同期し、アクセス権は世界中のアイデンティティを相手に管理できる世界・・・便利だとは思いませんか?
これぞまさに、ウェブOSの世界だと思うのです。
まとめ
よくGoogleはSNSを持っていないから、、というような論調を見かけますが、それはあくまでアプリケーションプラットフォームとしての話でしかありません。今回のGoogle Docsストレージを例にとっても、Googleはそれを上回るウェブOSプラットフォームを着々と築き上げつつあるようです。
今後これらのサービスにChrome OSが加わり、GoogleのウェブOSはさらに強力なものになっていくでしょう。いずれFacebookやTwitterも、所詮はGoogleの手のひらの上、という状況になってしまう日が来るかもしれません。
6月
27
2009
昨日SocialWeb Blogで紹介して頂いたあしあとガジェットですが、早速多数のフィードバックを頂いています。その中から、2点の改善を行いましたのでご紹介します。
あしあとの表示件数を設定
<br />{ id: 'div-1231298385220',<br /> 'view-params': {<br /> 'maxDisplay': '15'<br /> },<br /> url:'http://gadgets.agektmr.com/Footprints/friendconnect.xml',<br /> site: '00268510882932422418'<br />},<br />
あしあとは有無を言わさず10件表示する作りになっていましたが、HTMLに埋め込むコードの中に設定値を書き込むことで、変更できるようにしました。view-paramsを追加してmaxDisplayで表示したいあしあと数を指定してください。3から20の範囲で指定することができます。
スキンを設定
<br />var skin = {};<br />skin['BORDER_COLOR'] = '#cccccc';<br />skin['ENDCAP_BG_COLOR'] = '#e0ecff';<br />skin['ENDCAP_TEXT_COLOR'] = '#000000';<br />skin['ENDCAP_LINK_COLOR'] = '#0000cc';<br />skin['ALTERNATE_BG_COLOR'] = '#ffffff';<br />skin['CONTENT_BG_COLOR'] = '#ffffff';<br />skin['CONTENT_LINK_COLOR'] = '#0000cc';<br />skin['CONTENT_TEXT_COLOR'] = '#333333';<br />skin['CONTENT_SECONDARY_LINK_COLOR'] = '#7777cc';<br />skin['CONTENT_SECONDARY_TEXT_COLOR'] = '#666666';<br />skin['CONTENT_HEADLINE_COLOR'] = '#000000';<br />
デザインの一部として色を変更できるようにしました。GFCサイトからコピーした時点で含まれているskinの値を変更することで対応できます。実際に有効な値は下記の通り:
BG_COLOR: 全体の背景色
FONT_COLOR: フォント色
CONTENT_HEADLINE_COLOR: ヘッダ文字色
ENDCAP_TEXT_COLOR: フッタ文字色
ALTERNATE_BG_COLOR: あしあと背景色
6月
26
2009
ずいぶん前ですが、Google FriendConnect向けにあしあとガジェットというのを作りました。
知り合いとか、たまたまこのブログを見た人に細々と使って頂いていたのですが、先日FriendConnectのガジェットディレクトリーが出来たのを機に、せっかくだからと掲載してもらったのがコチラ。
で、その後Googleの方から「とても素晴らしいガジェットなので「お勧め(featured)」に加えるから、是非ブログ記事を書いて欲しい」(若干脚色)との依頼を頂き、書いたのがこちらのブログ
Social Web Blog: See who’s visiting to your site with Footprints gadget
という訳で、掲載して頂きました。
実はこのガジェット、日本語にも対応していて、以前は動いていたのですが、GFCでSocial barが使えるようになった辺りから英語オンリーになっていたので、そのことについて聞いてみたところ、近々国際化対応する予定との返事を頂きました。なので「Footprints gadget」は「あしあとガジェット」として使えるようになるかもしれません。
Google FriendConnectの導入は割と簡単です。この記事を見た方は是非、ご自身のブログにあしあとガジェットとGoogle FriendConnectを導入してみてくださいね。
6月
12
2009
6月9日にパシフィコ横浜にてGoogle Developer Dayが開催されました。
僕は基調講演に一瞬と、OpenSocial Panel Discussionのセッションに登壇させて頂きました。
基調講演デモ
基調講演では、先日一般ユーザー向けにも公開したgooホームのOpenSocialを使って、goo地図ガジェットとフォトビューアーガジェットがPhotomemoのガジェットに連動して動く、というソーシャルウェブ・ポータルというコンセプトを打ち出したgooホームならではのデモをお披露目しました。基調講演では言いそびれてしまったのですが、このアイディアは元々、先日行われたHackathonでディベロッパーの1チームが見せてくれたものを元にしています。
実装としては、OpenSocialに含まれるpubsubというフィーチャーを使っています。pubsubは、任意に作成されたチャンネルに対してオブジェクトをpublishすると、同じチャンネルをsubscribeしているガジェットのコールバック関数が呼ばれオブジェクトが届く、というかなり単純な仕組みです。pubsubについては、近いうちにgoo Developer’s Kitchenの方にもドキュメントを追加します。
また、今回のデモを行うため、PhotomemoチームにPhotomemoガジェットとフォトビューアーガジェットを開発して頂きました。ご協力ありがとうございました。
OpenSocial Panel Discussion
もうひとつ参加させて頂いたのがPanel Discussionでした。今回は先日のデブサミでもご一緒させて頂いたリクルートの川崎さんに加え、mixiの川岸さん、そしてGoogleの及川さんとのディスカッションになりました。
内容については、OpenSocialというよりはSocialWebを広い観点で捉え、その中で現状使えるOpenSocialというピース、およびこれから広がっていくSocialWebの世界に関して。僕の中でもmixiアプリとgooホームガジェットの目指す所がまるっきり違うことに気付いたのは割と最近なので、その辺りが分かりやすく伝わるようにお話しさせて頂きました。
まとめ
Panel Discussionの場でも言いましたが、日本のSocialWebという世界観にまだまだ伸びしろがあると感じています。海外に比べると実名が好まれなかったり、最大のSNSがクローズドだったりと、海外のそれを単純に輸入できないことは十分理解していますが、必ず近いうちに求めらる技術になっていくと思います。
共感された方はぜひ、SocialWeb Japanにご参加下さい。