12月
30
2008
PlaxoのJohn McCrea氏が2009年のソーシャルウェブを予言しています。
それによると・・・
Facebookが最低でも1つ(OpenIDかOAuthが有力)のOpen Stackをサポートする
FacebookはアプリケーションプラットフォームとしてOpenSocial勢を大きく引き離し成長を続けています。現在のところOpenIDもOAuthもPortable Contactsも一切無視した、独自仕様で展開していますが、オープンな規格を取り込むことなどいつでもできること。状況次第でこのカードを切ってくる可能性は十分あり得ます。
Google、Yahoo、MicrosoftがそれぞれのウェブメールサービスでPortable Contactsをサポートする
OpenSocialのRESTful People APIと完全に一致したことで、Portable Contactsのスタンダード化はもう既定路線でしょう。他に有力なプロトコルもありませんので、Microsoftはともかくとして、Google、Yahooは必ず対応します。
Microsoftが少なくともOAuthを、Portable Contacts対応のため実装
MicrosoftがPortable Contactsに対応するとすれば、認証方法に独自プロトコルを用いるのは得策ではありません。なぜなら、OpenSocialがOAuthとPortable Contactsをセットで規定しているから。ディベロッパ寄りに考えれば、これも十分にあり得る選択肢です。
MicrosoftのWindows LiveがOpenSocialコンテナに
上記のいずれも、実はMicrosoftは独自の代替プロトコルを持っています。ガジェットプラットフォームとしても、Windows Live Gadgetがあります。しかし、ウェブサービス分野で遅れをとっている今、独自路線に固執するのは得策ではありません。OpenSocialに対応する可能性は皆無とは言い切れません。
Plaxoが伝統的メール/パスワードによるサインアップをOpen Stackによって完全に駆逐できることを証明する
これは、まあオマケですね(笑)
で、僕も考えてみました。2009年のソーシャルウェブを大予想!
GoogleがSNS化
以前にも書きましたが、Googleは着々とSNS化への準備を整えています。SNS化というと語弊があるかもしれません。SNSをプラットフォームとして取り込む、かな。
Google FriendConnectは対応サイトを手軽にSNS化できることが目玉のように言われていますが、僕はもっと違う狙いがあるものと思っています。仮にGoogleがiGoogleをOpenSocialコンテナ化した場合、当然友達リストはGmailのアドレス帳が筆頭になる訳ですが、実はGoogle FriendConnectで接続したアカウントもその候補なのではないか、とにらんでいます。
もしそうなった場合、複数のSNSに参加している人のアカウントはすべてGoogleに束ねられることになり、他の追随を全く許さない状況になってしまうのではないでしょうか。
(実はGoogleの人にこのことについて聞いたことがあるのですが、そんなevilなことしないよ〜と言ってました)
課金プラットフォーム流行
iPhoneのApp Storeはディベロッパにとって革命でした。一般のディッベロッパが自分の作ったアプリケーションを投稿するだけで、配布・課金までしてくれるプラットフォームはこれまでなかったからです。
これはソフトウェア開発に限った話ではありません。ビデオや音楽で似たようなことができるとしたら?2009年、こういった「モノを作れる人」がお金を得るための仕組みが新たなビジネスモデルとして盛り上がってくるのではないかと予想しています。もちろん、ソーシャルウェブプラットフォームと紐付けられるというのは大前提です。
広告プラットフォーム戦争勃発
Facebook戦略の次の展開は広告と言われています。レコメンドやターゲティングを行うプラットフォームとして、ソーシャルウェブ以上のものがあるでしょうか?Facebook Connectを活用することで、ユーザーに最適な広告を表示する準備は整っているはずです。そして当然、MySpaceやGoogleも同じ路線を取るだろうし、取ることができるでしょう。という訳で、広告プラットフォームもソーシャル化し、新たな競争が生まれるものと予想します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ソーシャルウェブにとって2008年は助走の期間、来年いよいよ勝負の年になります。欧米での今後の動きは、必ず日本にもやってくるでしょう。
ソーシャルウェブについて興味がある方はぜひ、SocialWeb Japanにご参加ください。こんな話をするための
12月
11
2008
そういえばソーシャルウェブ周りに関する勉強会をするコミュニティが存在しないなあと思い立ち、Google GroupsにSocialWeb Japanを立ち上げました。
SocialWeb JapanはOpenStackやFacebookを中心とした、ソーシャルウェブにまつわる技術の情報交換、勉強会の開催を目的としたコミュニティです。
これらのキーワードにピンときた方はぜひご参加を。
- OpenID
- OAuth
- OpenSocial
- PortableContacts
- XRDS-Simple
- Google FriendConnect
- Facebook Connect
- MySpaceID
- Yahoo! Open Strategy
- etc…
ZIGOROuさんと話してたら、ものすごい勢いでIRCも立ち上がりw
#socialweb-ja@freenode
ご参加お待ちしております。
12月
10
2008
本ブログ左サイドバーの下の方に、Friend Introducerという以前作ったOpenSocialガジェットをFriendConnect用に若干修正して追加してみました(2008/12/9時点)。

元々このガジェットは、キャンバスビューで自分の友達の紹介文を書き、プロフィールビューでその人に書かれた紹介文が読める、というものです(コードはかなりいい加減ですが)。
しかし今回FriendConnectでガジェットを試して明確に分かったことがいくつか。
- ビューはprofileまたはcanvasから選択。FriendConnectのSocialGadget設定画面で決めることができます。
- friendconnectフィーチャーというものがあるようです。具体的に何をするものなのかは不明。
- Ownerはサイト。そういえば、FriendConnectガジェットを入れた時点では、自動的に自分がメンバーになったりはしていませんでした。Ownerは貼付けたサイトという仮想人格が担うようです。
ビューに関しては、profileビューにするとサイトがオーナーとして表示されるので、よくわからない状態。プロフィールを取るとどうなるかも未検証です。現在はcanvasビューで表示していますが、自分で自分の友達の紹介文を書くだけで、誰にも見せられないというしょーもないものになっています(–;。
そういえば他のFriendConnectガジェットは右上にキャンバスビューに移行するボタンがありますね。どうやってこれを使うことができるんでしょう?時間があるときにでも追いかけてみたいと思います。
12月
04
2008
事前にプレビューを申し込んでいた人にはインビテーションが配布され始めたようです。
早速このブログの左側にも貼ってます。Join!してみてくださいね。
12月
04
2008
海外のメインプレイヤーが次々にソーシャル化していってます。今回はついにMicrosoft。
Windows Liveといえば、元々Messengerのソーシャルグラフを取り込んだブログサービスのSpacesがSNSとして存在していましたが、今回Homeが中心となり、さらにSNSライクになりました。
Windows Live Profile

画面右上に友達リスト、中央には他のSNSでいうアクティビティストリームが表示されています。アクティビティストリームはFacebook同様完全に時系列で、サービスごとにまとめられたりはしていません。Live Messengerのムードメッセージが混じっているのがTwitter的で面白いところでしょうか。また、指定された外部サービスのフィードも混ざって表示されています。
URLはサブサブドメイン(?)にユーザーの裏IDらしき文字列で表現されていますのでシンプル。この裏IDは後で変更できるとスマートでいいですね。
Windows Live Home

一番上にはLive Mail(旧Hotmail)の最新メール。その下に、Live Messengerで繋がっている人の更新情報がアクティビティストリームとして表示されています。Spacesとの整理はよく分かりません。
画面右には広告枠とニュース、占い。うーん地味だ。
Windows Live Photo

SkyDrive(MSが提供する25GB(!)の無料ストレージ)と連携したフォトストレージサービス。ここにもアクティビティストリームがありますが、おそらくLive Photoに特化したフィードを表示してくれるのだと思います。友達の最新フォトを確認できるだけでなく、自分の写真をアップロードしたりもできるようです。
外部サービスの取り込み

TwitterやFlickrなどの外部サイトを取り込んで、アクティビティストリームに混ぜることができます。一番最初に思いつく類似サービスはFriendFeedですが、自身もソーシャルであるという意味では、ある種FacebookやPlaxoの方が近いかもしれません。
その他新サービス
他にもWindows Live Groupというグループコラボレーションサービスがあるようです。

Live Messengerでのグループチャットや写真の共有に使えるようです。
技術的側面
MicrosoftはWindows Live IDのOpenID化を宣言していますが、その他のOpen Stackについては、まだ特に言及していません。OpenSocialやOAuth、PorableContactsについてです。調べてみると、Delegated Authenticationという独自プロトコルを使って、OAuth的なことを実現しているようです。
果たしてこのまま独自路線を走るのか?Yahoo!やMySpaceのように独自路線+オープンスタンダードの路線でいくのか?疑問が残るところです。
Windows Liveソーシャル化の持つ意味
結局Microsoftまでもが、ウェブサービスだけでなくソーシャル化にまで手を出してきました。これはソーシャルグラフをプラットフォームに据えたサービスが今後のウェブでは当たり前になっていくことを示唆しています。ただ、ソーシャルであれば万能という訳でもないし、すぐに何かできるという訳でもありません。それを活用できるサービスがあってこそ、初めて便利さが享受されるもの。では、Microsoftの戦略は?
実はすでにWindows Liveメールはサーバー上のものと同期可能なクライアントソフトが登場しており、SkyDriveもデスクトップとウェブでシームレスに利用できるクライアントが出るとか出ないとか。メッセンジャーは言わずもがな。ソーシャルグラフはとっくの昔にメッセンジャーとHotmailで共通化しています。他にもWriterというブログ編集ソフトが既にリリースされています。
これらは明らかに、クラウドとしてのウェブサービスと、デスクトップソフトの組み合わせ利用を意識していると言え、そのいずれもが、SNS的機能によってより実力を発揮することができるものです。
今までウェブサービスとしては地味にやってきた感のあるMicrosoftですが、そう考えると、Windows7が出るタイミングで大バケする可能性も、否定はできません。
気になったこと
Windows Live Gadgetの使いどころをHomeに用意していないところが気になります。Gadgetの仕様はよく知りませんが、もしOpenSocialに変わる独自JavaScript APIを用意するのだとしたら、、、!?
この辺の戦略は気になるところです。